【今年一番お世話になった皆様と】~まだまだ続くよ未来に向けて✨✨~
【今年一番お世話になった皆様と】
~人生で一番楽しく、そして、辛い一年!?まだまだ続くよ、未来に向けて✨✨~
イエーイ。家ーい。少しテンション高めの年末投稿。
予算を確保し、未来につなげられるような、長持ちする家を作りたいと、今夏、大改修に漕ぎ出した小さな我が家。自分たちも快適で、老後も快適で、未来にも価値が残って、森も元気になって、環境の負荷も低くて、生きとし生けるものとも分かち合える場所になって、大工さんたちの役にもなにか立って、地域の役にも立って、そしてリサイクルもしやすい、未来に誇れるそんな夢のような家が叶うのかを実験する実験ハウス。
楽しい反面、にわかに、お財布のひもを緩めるという、慣れないことと向き合い、大変な思いもしているこの一年です。
というのも、ウィルウィンドをはじめた20年前から、ほとんどモノを買わなくなっていた、という経緯があるからです。会社員時代から収入が減ったというのももちろんありますが、それ以上に、興味関心が、物理的な「モノ」からどんどんと離れていったという背景もあります。お金を超えた豊かさを日々感じて生きるようになり、なにかを買うときも、それって投票だし、未来を創ることだしと、より吟味するようになりました。そして、自己投資とか、誰かの応援とか、主に形のないものを中心に、「直観」で行う経済活動が中心になっていきました。それと並行して、形あるものの購入は、どんどんと必要最低限になっていきました。調べて、選んで、決めるって、ものすごく脳味噌使います。直観に頼りにくい、実用性に軸を置いたものは、決断までが大変すぎて、この20年間、どうしても必要なもの以外の購入を避けるようになっていきました。
そんなマインドセットができてしまった中で、老後の資金をまるごと投入し、今までの真逆の行為、実用性を軸において、大量の「モノ」を買うという、家づくりがはじまったのです。容赦なく迫ってきたのは、調べて、選んで、購入するという、あの避けてきた「決断」の連続。
しかし、これからの家や暮らしって、どうあったらいいんだろうという、大きな問いと向き合おうと決めたのは自分です。正解はなくても、今考えられるベストアンサーはあるはずだと、勉強しまくりました。しかし、どうしたことか、勉強すればするほど、ますますわからなくなっていきました。なんといっても、一番知りたい情報が足りないのです。でも、それもあたりまえ。なぜなら、今、私たちは前人未到の時代をすすんでいるから。今作る工業製品の、本当の意味での耐久性や、環境負荷、リサイクル可否の正解が見えるのは50年後、100年後。
ならばと、昔の家のように、すべて自然素材の家でいいかといえば、気候変動も残念ながらすすんでいて、昔ながらの風通しのいい日本の家というわけにもいきません。第一、昔は当たり前だった材や工法が、今は高価だったり、法規制が入って建てられなかったりもしています。それに、巨大地震もやってくる時代。今の状況や暮らしにあったものでないと、世の中に受け入れられ、広がっていきません。自分で試して発信して、多くの人がこれは真似したいとか、これは違うなと、考えるきっかけを少しでも提供できたらうれしい。そんな観点からも、広まる可能性が高い工業製品との向き合いも大切にしたという思いもあります。人類が未来を切り拓こうと情熱をもって開発したモノも信じたいし、試したいし、ダメならダメでまた見直して発信したいしで、、調べること、考えること、悩むことは、雪だるま式に増えていきました。
尚、そんな中でも、一つやって本当によかったのは、解体のスペシャリストさんご指導をいただきながらみんなで行った家の解体ワークショップです。充分な情報がない中で、リサイクルってどういうことだろう、廃棄物を減らすってどういうことだろうという体感知を得ることができ、その肌感覚は、その後の購入決断に大いに役立ちました。
けれど、もちろんそれで全部がわかるわけではありません。元の家が建てられた35年前当時はなかった選択肢としての建材、窓、断熱材、壁、耐震構造。そして何を血迷ったか、とってしまった資格、電気工事士関連の電材一式、、選択して購入を決断しなければならないモノの数は、想像を絶する量になりました。すべてが調べきれるわけでもなく、自分の中で、選択の理由を腹落ちさせたいのですが、結局もやもやしたまま、最後は時間切れで選んでしまったものも、数多くありました。はたまた選択基準に一貫性がなくなったりもしていて、「もう、安いからこれでいい」なんて選んでしまったものも。
ひー、2年もじっくり構想したはずなのに、結局未来への積み残しだらけじゃないかーー。と、何度も家で発狂する私をみて、「でも、楽しいんでしょ」とニヤニヤしている家人。「一緒に考えて――」とすがると、もちろん一緒にうんうん考えてくれる。二人でどれだけ悩んだか。どれだけ話したか。どれだけシミュレーションしたか。
そして、二人ではどうにもならない悩みを、最後には建築士で棟梁の小川さんにご相談することになります。小川さんはそれらにいつもじーっと耳を傾けて、静かに考えて、そして、おもむろにメモ帳を取り出して、絵を描きだして下さったり、アドバイスやアイデアを下さいました。「どうして、そう考えたのですか?」と聞けば、そのロジックを応えて下さいました。そうして対話を重ね、そこから、第三の答えを見つけたことも、何度もありました。そんな小川さんと出会えたことは、本当にご縁以外のなにものでもありません。正解がないことに向き合う仲間として、同志として、未来を見据えて家づくりと向き合う先輩として、そして実際に施工ができる大工さんとして、敬意と感謝ばかりです。
さらに週に数回来て下さる大工の南さんにも、解体ワークショップのご指導含めて、本当にたくさんお世話になりました。時々来て下さる京平さんにも、フローリング貼りでは多くの要望を聞いていただきました。
道半ばなので、まったく総括はできませんが、 とにかく、今年一番お世話になった皆様との納会の写真を、今年最後の写真として、感謝を込めてアップします。
そして、ここに写る方以外にも、専門家の皆様にもたくさんのアドバイスをいただきました。本当にありがとうございました。 さらに、いつも長文を読んで下さるお友達の皆様、役立つという感想や、いつも楽しみにしているというお言葉が、どれだけ励みになっているか。
間取り図オタク、家オタクとしては、自分が構想した家が、どんどん形になるワクワクは、もう筆舌に尽くしがたい喜びではあります。だから、産みの苦しみと、誕生の喜びの真っ只中。
きっと今、人類の大転換期。小さい頃から「人類このままでいいのか」がテーマで生きてきましたが、今、そのど真ん中で、仕事もプライベートも境なく、チャレンジをさせていただいています。一筋縄でいくはずがない。だけど、悩みに悩んでパッと第三の答えが見つかったときの快感は、きっと人類の小さな進化の瞬間。
楽しいときも、苦悩のあまり投げ出したくなるときもありますが、こんな贅沢なチャレンジをさせていただけることはなかなかありません。 皆様のおかげで、今日も、未来に希望を持って生きることができています。 2024年、本当にありがとうございました。 2025年も、どうかよろしくお願いいたします。
家が完成したあかつきには、是非皆様、遊びにきてください!


