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創立15周年に寄せて

 

本日ウィルウィンドは創立15周年を迎えました。

終戦記念日を設立記念日にし、
戦争で亡くなった方々の想いを胸に、
ここまで続けてくることができました。

先人を含め、多くの方の支えで
この日を迎えられたことに深く感謝します。

ーー

人類の可能性を信じて立ち上げたウィルウィンド。

「戦うんじゃないんだよ」
「共に生きるんだよ」

地球上のあらゆる命が、毎日私に語りかけてきます。

戦争でなくなった先人はもちろんのこと、
認知症と共にある愛しき母も、
目が不自由ながらも母を看続ける心優しき父も、
そんな家族を支えてくれるデイサービスやヘルパーの皆様も、
そして今ここにただよう様々なウィルスも、
そのウィルスと共に進化してきた私たちの歴史も、
さらに自粛ではじめた家庭菜園の野菜や虫や微生物や菌たちも、
そしてスーパーに並ぶお肉や野菜といったいのちたちも
はたまた地球上に残されたわずかな生息地で暮らす野生動物たちも、
そして二酸化炭素や有機物を吸収し分解し浄化する森も海も…

お互いに活かし合ってこそ奏でられる
共生のハーモニーがあるのだよと。

そう、すべてのいのちが’らしく’輝き合いながら
つながり、めぐり、豊かに響き合う、
そんな地球のハーモニーを一緒に作ろうよと。

ーー

だけれども、私も人類もまだまだ発展途上。

悲しむ人も動植物も生み出す社会経済システムの中で生き、
貴重なエネルギーの大半をロスしないと電気を生み出せない。
自然生態系の膨大なるパワーもほとんど活用できずに壊すばかり。

でもこれは裏を返せば希望。
共生に至る道は、私たちの「のびしろ」。

多くのいのちは
地球のハーモニーに加われない私たちを
「はやく進化して」と今か今かと待っているはず。

だからここからは一気にスピードアップ。

ーー

人類の可能性を信じて立ち上げたウィルウィンド。

超えるべき山は高いけれど
人類の未来を左右する大転換期に生を受けた身として
この状況を思い切り楽しみ、悩み、問い続け、
これまで正しいと思い込んできた価値観を
細胞レベルで更新していきたい。

自己矛盾と罪悪感と葛藤と希望と好奇心と情熱と挑戦と。
そんなありのままの自分を受け入れ、変わることを楽しみたい。

そんな変化の16年目を過ごせますように。

そして、すべてのいのちが’らしく’輝き合う世界に
一歩でも近づけますように。

Will(想い)をWind(風)にのせて未来をつくる。
原点回帰で16年目をスタートします。

ご縁をいただいたお一人お一人との関係を大切に
真摯に、ときに大胆に歩を進めていけたらと思います。

本年もお力添えのほど、どうぞよろしくお願いいたします。

**

※写真は15年前、ウィルウィンド創業のきっかけにもなったニュージーランド一人旅の際の一枚。乗馬は共生なのかな。エンターテイメントにしてよいのかな。馬と共に暮らす在り方ならよいのかな。そんな問いもいつも胸に、山の向こうを目指して。

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