オレンジページの皆様と2030SDGsを実施しました
株式会社オレンジページの全社員を対象に、昨年10月末から今年の2月頭にかけて、全4回の2030SDGsカードゲームを実施させていただきました。
毎回、参加者が増えていくのがとても嬉しく、社外の方にもお声がけいただいたことで、多様な交流が生まれました。
家庭でのレシピ雑誌として圧倒的知名度を持つオレンジページの皆様は、社長の一木さんのお言葉を借りれば「食に関わるライフスタイル情報の、イエナカへのラストワンマイルを握る」皆様とのこと。そんな方々全員にSDGsを届けようと決めた一木社長からは、オレンジページを通じて世界をよりよき場所にしたいという本気の想いが、毎回ひしひしと伝わってきました。
「食」は世界にとてつもなく大きなインパクトを与える要素です。
実際、地球温暖化を逆転させる100の方策「ドローダウン https://peraichi.com/landing_pages/view/drawdown 」の中で示される方策トップ20のうち、8個が「食」に関することです。生活者一人ひとりが、世界を変えるためにできることは山積みです。まして、世界の事象はすべてがつながっているのですから、温暖化という「環境」だけでなく、「社会」も、「経済」も食を通じてよくしていけます。
そんな一木さんの想いが伝わったのか、初回のゲーム終了後、参加者からはSDGsがあまりに自らの仕事に直結していたこと、そして社内外のコミュニケーション、連携がどれほど大事かゲームを通じて気づいたことも加わって、「会社が変わるかも…」そんな反響があったとうかがいました。ある社員の方からは最終回終了後「SDGsがいわゆる慈善活動のようなものだけではなく、自分の生き方や仕事の仕方にも深く根付いていく広く深いものであること、このワークショップがなかったら知らないままだったと思います。一生モノの視点……うまく表現できません……を頂きました。本当に感謝しております。」というお声もいただきました。
日本でもっとも一般家庭のキッチンに近い雑誌、オレンジページに携わる全社員の皆様がSDGsを知り、気づき、新たなアイデアを発信した先には、日本のキッチンに立つ何百万、何千万というお母さん、お父さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、おじいちゃん、おばあちゃんたちがいます。そんな読者の皆様、生活者の皆様と手を取り合って未来のキッチンを考えたさらにその先には、人にとっても地球にとっても、より豊かで、より幸せな新しい食の在り方が立ち現れてくるはず。そう、オレンジページの皆さまは日本のキッチンパワーで日本を、さらに世界をも変える力を持っています。そして未来のキッチンは、私たちの意識がそこに到達するのを待っている…そんな気がしてなりません。
SDGsワークショップ実施前、オレンジページ10月17日号では、「フードロス」が特集され、大きな反響を得たと伺いました。フードロスはドローダウンのトップ100の方策のうちの第3位に位置付けられています。
SDGsを知った今、果たしてこれからどんな動きがオレンジページにあるのか。。
社員の皆様のキラキラした目とうれしい感想、そして毎回ワークショップ会場から満ち溢れていたエネルギーが希望です。
最後となりましたが…一木さんはなんと同じ大学、同じキャンパスの同級生でした。お繋ぎ下さった菱山さん(やはり同じキャンパス後輩)に感謝するとともに、素敵なご縁でオレンジページの皆様と出会えたことを心からうれしく思います。
私自身も「食」と向き合った4か月でした。
すべての出会いと縁に感謝し、未来にさらなる想いを馳せています。