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特集

~社員のWillから、企業も社会も地球も豊かに~

経営者・ご担当者のための「SDGsはじめの一歩 基礎講座」のご案内

社員の Will を、どのくらい知っていますか?

皆様は、社員のWillを、どのくらいご存知ですか?
社員が、どんな夢を持ち、何に悩み、どんな未来を作りたいと思っているのかを、知っていますか?
もし、社員の思いが、社会をよりよくし、地球環境を守り、企業に大きな利益をもたらす可能性を持っていたとしたら、どうですか?

※このページは、私自身が企業人として13年間働いてきた経験の中で、Willを持ち切れなかった反省と、今持つ強いWill(すべてのいのちがらしく輝き合いながら、地球一個分の資源で豊かに暮らす世界を作りたい)に突き動かされ、企業人時代の何十倍のエネルギーと楽しさで日々を送ることができている現状を踏まえ、共に手を取り合う仲間探しのつもりで書きました。(冨田)

SDGsと世界の変化

今年に入り、大手企業のみならず、中小企業の経営者の方からも、SDGsの悩みを聞くようになりました。

取引先から、SDGsへの取り組みを求められたが、何から手をつけたらよいのかわからない。
同業他社が取り組んでいるようなのだが、とりあえず我が社もSDGsのロゴをつけるだけでいいのだろうか。
世の中の流れが変わってきた気がする。そろそろSDGsと本気で向き合わなければならないのではないか。

皆様も、同じようなお気持ちで、このページをご覧になっていますでしょうか。
たしかに、ここ一年を見ても、SDGsとも関連する様々な分野で、世の中の変化を感じます。

国内でも人権問題に取り組むアパレルが増え、本気で発信しはじめたのは、ここ1、2年です。
そして新型コロナで一気にオンライン化が進み、多くの人が、働き方や暮らし方を見つめなおすようになりました。
スーパーのビニール袋は、2020年7月から有料化されました。
その後も、コンビニ、ファミレス、ファーストフードで軒並み大豆ミート食がラインアップに加わり、食に関しても、いよいよ変革への扉が開いたことを感じます。
また、ものづくり、ITの分野では、2020年7月、Apple社が「2030年までに、サプライチェーンも含めて温室効果ガス実質ゼロ(カーボンニュートラル)を達成する」と宣言しました。これはパリ協定を20年も前倒しした宣言であり、日本にも多くある、Appleの電子部品メーカーや素材メーカーに衝撃が走りました。(Apple社単独では、2020年4月に温室効果ガス実質ゼロを達成済みです)

そして、2020年10月には菅首相がパリ協定に沿って2050年温室効果ガス実質ゼロを表明、11月には国会で気候非常事態宣言も採択されました。多発する豪雨災害は、緊迫感を増しています。
また、欧州では、コロナで滞った経済を盛り返そうと、2027年までに220兆円もの環境関連投資(グリーンリカバリー)を行うことが発表されました。

SDGs(エス・ディー・ジーズ: Sustainable Development Goals)とは、2030年までに世界が抱える問題を解決し、持続可能な社会をつくるための17の目標と169のターゲットです。2015年9月、国連サミットにて193か国の同意を得て、人類初の共通目標として誕生しました。

SDGsがこの動きを後押ししていることは、言うまでもありません。

SDGsの本質の一つは、「世界はつながっている。私も起点」です。すなわち「風が吹けば桶屋が儲かる」で表現される「連鎖」です。その連鎖を回す大きな歯車のいくつか(例えば大企業のApple社)が、今、その歯車をSDGs仕様の歯車に変え、回し始めました。必然的に、その周辺の歯車も、SDGs仕様にアップデートしなければならなくなりました。

SDGsに取り組む企業の「はじめの一歩」

では、ご自身の会社をどのようにSDGs仕様の歯車にアップデートすればいいのでしょうか。
どうしたら、皆様の企業も、SDGsに取り組む仲間になれるのでしょうか。

単にSDGsのロゴを、自社事業につけるだけでないことは明らかです。

会社をアップデートするということは、すなわち、そこで働く「人」をアップデートするということです。
松下幸之助の「企業は人なり」という言葉に共感される皆様なら、賛同いただけると思います。
人のアップデートなくして、会社のアップデートはありません。
では、SDGsの観点からいう人のアップデートとは何なのか。

そのはじめの一歩となるのが、SDGsの本質である「連鎖」を、経営者も社員も「自分事として深く理解する」ということです。

どれほど、一人ひとりの自分事になっているか。これが、会社のパワーの源泉となります。
一見、遠回りのように感じるかもしれませんが、この本質を抑えずして、その後のスピードアップはありません。そして激変する世の中で、この本質を抑えずして、事業の持続性を維持することは困難となります。

連鎖を自分事として深く理解する、ということは、どういうことでしょうか。
それは、世界のことを、生活者の視点からたどってみることからはじまります。
そもそも、経営者の皆様も、社員も、企業人である前に「生活者」です。

毎日、何を着て、何を食べ、どんな家に住むのか。
日々の子育て、教育、介護、そして、家族との関係。
電気、ガス、水道の利用から、車の利用、楽しみなレジャーまで…

こうした生活者目線で、世界と自分のつながりを一部でも自分事化すれば、今世の中で起こっているすべてのことは、生活者である私たちの選択によって作られていることに、あらためて気が付くことになります。

そうした気づきを得ると、人は、それ以外の分野でも、自分と世界のつながりに目を向けるようになります。今まであまり目に入ってこなかった自分と地域とのつながりが見えるようになります。今食べているものや、手に持つスマートフォンが、どこで生産されているものなのかを気にするようになります。そこから、地球の反対側で働く人とのつながりや、熱帯雨林の火災とのつながりにまで、関心を寄せるようになります。

そしてこれに伴い、人も、企業も、自分の存在意義を問い直すようになります

問いがでると、やりたくなること

この問いが出ると、自社の事業が世界にどんなインパクトを与えているのか、見直したくてたまらなくなります。世界にネガティブなインパクトを与えていることがわかれば、改善したくてたまらなくなります。

問い続けることの意味

「問い直す」というのは、大変重要な行為です。
なぜなら、SDGsの取り組み方にも、未来の世界の在り方にも、正解がないからです。
私たち人類は、今までに経験したことのない人口爆発を迎え、食糧生産のために環境を破壊し、豊かさを追い求めた結果、格差や人権問題を生む社会システムを構築してしまいました。それを何とかしなければ手遅れになるという決死の思いで、解決方法はわからないけれど、ゴールだけをまずは設定しようと作られたのが、SDGsです。

よって、みんなが手探りで、自問自答しながら、進めていくしかないのです。ルールは誰かが作ってくれるものではありません。「これでいいのか、この在り方でいいのか」と確認しながら、そのときのベストを重ねるしかありません。
この本質を捉えずに先に進むと、うわべだけのSDGsだと言われたりします。本気で取り組む取引先と、歯車が噛み合わなくなります。本気の企業は、問いとWillで、創造性とイノベーションを発揮して世界を変革しています。

醸成されるWill

本質的な問いを持つと、その中から醸成されていくのが、Will です。「こうしたい」という、意思であり、想いです。

ただ、この「醸成」は、単独ではなかなか進みません。経営者も社員も、時に取引先やステークホルダーも巻き込み、お互いが自らの本心と向き合い、心の底から行うコミュニケーションの中に、未来を創造するWillは芽生えていきます。連鎖を踏まえ、自身も今の世界を構成する一員だという自覚の上で、一人ひとりのWillが、より大きな文脈でアップデートされていきます。すなわち、ここで「人のアップデート」が行われていきます。

やがて、企業のWillについても、社員と共に見直し、話し合えるようになります。そして、社員のWillに企業のWillが重なる部分も見えてきます。「共に想いを語り合う――」これほどのチームビルディングはありません。そして、これほど、エキサイティングで楽しいことはありません。世界を自分たちの手で、多くの人たちと手を取り合い、変革していきたい。そんな手があちこちであがり、社員のWillを実現するためのプラットフォームに、企業がなっていくのです。

そうして生まれた内発的動機は、その後、企業のSDGsへの取り組みを一気に加速させます。

SDGsに取り組む企業の二歩目以降

ここまでくれば、コンサルタントを雇わなくても、世界をよくするために、どの事業を重点的に進めるか、社員も巻き込みながら、選択できるようになります。社員のWillをベースに、社会課題を解決する、新規事業も生まれるかもしれません。経営の中心にSDGsが据えられれば、時代を追う企業から、時代を創造する企業へと変化を遂げていくでしょう。(この一連の流れは、国連グローバル・コンパクトが出すSDGsの指南書『SDGsコンパス』に記載されているを企業にSDGsを導入するための流れです。)

そして正解がない、不確実性が高い時代において、社員の多様な視点、多様なWillこそが、企業の可能性となります。SDGsにもある「働きがい」がますます重視されていく中、SDGsへの貢献を通じた事業運営は、社員や経営者をハッピーにするだけでなく、社会も地球も、そして未来をも豊かにしていきます。

ここで、冒頭の問いに戻ります。

「もし、社員の思いが、社会をよりよくし、地球環境を守り、企業に大きな利益をもたらす可能性を持っていたとしたら、どうですか?」

遠野みらい創りカレッジで実施した、中小企業経営者と社員のための未来創造プログラム。 参加者の目に Will が光っています。

「SDGはじめの一歩 基礎講座」~社員の Will から、企業も社会も地球も豊かに~のご案内

ウィルウィンドでは、2006年から、大手企業、中小企業を中心に、経営者向け、社員向けのワークショップを実施してきました。
プログラム名は様々ですが、根底にあるのは、いかに内発性を高めるか、個々人の中にWillを醸成し、行動変容を促すか、というものばかりです。

現在、経営者様、SDGs推進ご担当者様のための「SDGsはじめの一歩 基礎講座」を、月1~2回のペースで開催しています。
上記で記した、本質的なアプローチの他、「SDGsとは」から、「SDGsとビジネスの潮流」、「SDGsの本質」、「社員のWillから、企業も社会も地球も豊かに」を実践する企業の事例紹介などを行います。ふるってご参加下さい。

次回の:経営者・ご担当者のための「SDGsはじめの一歩 基礎講座」~社員のWillから、企業も社会も地球も豊かに~(オンライン)

開催日時 2021年5月19日(水) 14:00 – 16:30 <終了後しばらく質問タイム>
会場 オンライン
※zoomにて実施します。Peatixでお申込み後に、Zoomアドレスをご連絡します。
※開始5分前(13時55分)から入室可能です。
内容 1.SDGsとは
2.SDGsとビジネスの潮流
3.SDGsの本質
4.SDGsに取り組む企業のはじめの一歩
5.取り組み事例
6.質疑応答
対象 企業経営者様、SDGs推進担当者様、その他どなたでもお気軽にご参加下さい
参加費 お一人3000円(税込)
※同じ会社からのお二人目以降はお一人2000円(税込)

「SDGsはじめの一歩 基礎講座」Peatixお申込みサイトへ→

進行:SDGsファシリテーター 有限会社ウィルウィンド 代表取締役  冨田直子
<略歴>慶応義塾大学総合政策学部卒業後、朝日アーサーアンダーセン、GE(シックスシグマ・ブラックベルト)、AIG(団体保険での経営企画)を経て2005年8月、人類のよりよき未来を創造する会社、有限会社ウィルウィンドを設立。「すべてのいのちが“らしく”輝き合いながら、地球一個分で豊かに暮らす世界」の構築に向け、SDGs関連講座、ワークショップ等を企画。公認ファシリテーターは「2030SDGs」、「SDGs de 地方創生」、「SDGsアウトサイドイン」、「デザインスプリント」。雑誌オレンジページ「TRY&HAPPY 私たちのSDGs」連載コーナー、取材協力中。2021年2月22日扶桑社より「SDGsのすごい会社」共著にて発売中。
<実績>
・企業研修の企画、ファシリテーション開始(2006年~)
・未来新聞®︎等を活用したアイデア研修プロデュース。内定者・新人研修多数(2012年~)
・地域活性化オープンイノベーションプログラム企画共催(2014年~)
・日経ウーマン別冊「大学進学バイブル2018」誌面上にてインターンシップPBLプログラム講師(2018年)
・大手、中小企業を中心に各種SDGsワークショップを50回以上実施(2018年~)
・地域活性化 SDGs 新規事業プログラム企画共催(2019年)
・郡山市創業支援事業にて「SDGs スプリント」の提供開始(2019年)
★採用企業:三井物産様、富士ゼロックス様、LIXIL様、こくみん共済 coop様、オレンジページ様他多数

<参加者の声>
★経営者の方:「全社員に向けてやった方がいい」と言って下さって、結果4回もSDGsのワークショップをお願いしました。あれはすごく大きかったと思っています。チャレンジする社員が出た時に、それを育む土壌ができていたことは、とても大きい。一部の希望者や、管理職研修だけでは、こうはなっていなかったと思います。(出版業、社長、N.I.様)
★参加者の方:ファシリテーターのフィードバックやSDGsへ想いを聞くことで自分の心の奥にあるモヤモヤや本質と向き合い、言葉の数々に胸が熱くなりました。今まで目の前、目先のことを見て視野が狭かったと思います。これを機に「どうして、何のために」まで考えるようにしていきたいと思います。(輸入卸業、N.K.様)

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