原体験とワクワクと

【原体験とワクワクと】

今日は表参道の事業構想大学院大学で、1日授業をさせていただきました。株式会社SCC様のプロジェクト研究で、社会課題を起点に新規事業を考えるパートの担当です。

カギとしてお伝えしたことは2点。一つ目は、その社会課題が気になる理由を、自身の原体験から掘り下げていただくこと。そして二つ目は、社会課題などからは一旦離れて、自分のマイブーム遍歴をたどりながら、自分が本当にワクワクすることの源泉を掘り下げていただくこと。この2つの掘り下げが充分にできていると、事業内容はいろいろとピボットしても、軸がぶれない、ということを一番のメッセージとして伝えさせていただきました。

最後の発表では、今日出たアイデアと、今までのアイデアを比較して、どちらのアイデアの方が熱量が高いか、自己判断してもらいました。複数の方が、今回出たアイデアの方が熱量を感じると言って下さり、それはそれでうれしかったのですが、、いずれにしても、やはり一番大切なのは、一過性の興奮から来るものよりも、静かに胸の中で燃え続ける、けして消えない炎のようなものを探り当てられるかどうか。そういった意味でも、残りのプログラムを通じて、周囲に振り回されない、誰からどんなに「そんなの無理だ」と言われてもへこたれない、持続可能性のある想いや願い、ワクワクを見つけていただけたらなと願っています。

こういうプログラムをすると、皆様からパワーをいただけるだけでなく、毎回、自分自身の振り返りにもなります。つくづく有り難い場です。SCCの皆様、事業構想大学院大学の樋口先生、貴重な機会に、心から御礼申し上げます。