「森を守るすごい道」in 飛騨高山

2020-10-26

この春、ドイツの森林コンサルタント、池田憲昭さんのオンラインセミナーを受講し、ドイツの森づくりの哲学に感銘を受けました。そして、ドイツ式の「森づくりを『道づくり』からはじめる」という手法を日本でも実践している飛騨高山の長瀬土建さんの存在を知りました。

長瀬土建の社長、長瀬さんは、長瀬土建の社長であると同時に、「たかやま林業・建設業協同組合(以下たかやま林建)」の専務理事でもいらっしゃいます。

たかやま林建は、日本ではじめて、そして唯一、「土木建設業者」が「森林組合」と手を結んだ協同組合です。もしかしたら世界ではじめてかも!?とおっしゃる長瀬さん。

長瀬さんが手掛けた道は、今年7月、飛騨高山地方に降った1400㎜を超える豪雨の翌朝も、水たまり一つない、美しい姿を見せてくれました。

土建屋が森に関わるからこそ、日本の50年先をいくというドイツの森の道づくり手法を、忠実に取り入れることができたといいます。そしてその道を使い、建設業界では当たり前の緻密な工程管理を林業にもあてはめ、儲かる林業を実現される長瀬さん。

そんなすごい道と森を、10月10日、長瀬さんからのお声がけで、飛騨高山に見に行かせていただきました。今回は、ドイツ、ドレスデン工科大学で森林科学を学び、東京のベンチャー「森未来」でインターン中というドイツ人のクリスチャンさん、そしてドイツ、シュトゥッガルトで林業の職業訓練を受け、林業作業士の資格を取得された三井物産フォレストの伊藤さん(日本で唯一のドイツの林業作業士保有者)もご一緒でした。

色づきだした美しい森で、最先端の皆様に囲まれ、森の素人が教えを乞うという、なんとも贅沢な時間。

詳細は、時をみて発信できればと思っていますが、長瀬さんが手掛けた森の道を拝見して、欧州には、今でもローマ時代に作られた道が多く残る理由が、少しだけ分かったような気がしました。

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