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生きがいで世界とつながる可能性

【生きがいで世界とつながる可能性】
〜プチzenschoolと共に〜

今日は「生きがいリトリート」に参加するオーストラリアから、サウジアラビアから、ウクライナ(戦争で、お一人はドイツ、もうお一人はベルギーで生活中)から、そしてUKから来日中の皆様に、zenschoolの三木さんと一緒に、プチzenschoolを実施させていただきました。

「生きがいリトリート」とは、オーストラリアの生きがいコーチ、Nick Kempさんが主催する、日本に1週間滞在して生きがいを探求し自身の中の調和に目覚めるためのプログラム。

昨日は初日のオリエンテーションで、今日は東京での一日ワークショップ、明日からは岐阜の犬山や郡上八幡にいき、写経や茶道体験、陶芸や、藍染体験もされるそう。

そんなプログラム導入部分に当たる今日、私たちは1時間という時間を頂戴し、zenschoolのウルトラ短縮版(通常は7ヶ月)を実施させていただきました。トレジャーハンティングチャートという、zenschoolの中心的ワークシートを使い、まずは10歳の頃のワクワクキーワードを三木さんガイドの瞑想の中から取り出し、それと、現在持つスキルとの交点に「ワクワクする宝物」を探していただくワークです。

こんな短時間バージョンは今まで経験がなかったけれど、出てきた皆さんのワクワクは、どれもこれもがピュアで、胸が熱くなって、涙も見えて、こちらの心も満たされていきました。子どもの頃のワクワクって、ああ、やっぱり世界共通なんだな、と再認識。

ちなみに今日のワークショップには、現在世界中でベストセラーとなっている「IKIGAI」(ドイツでは33週間連続売り上げ1位!!)の著者、茂木健一郎さんもいらしたのですが、茂木さんが期せずして「子どもの頃にどれだけ自由に遊んだかが、後年になって生きがいを持って暮らしているかと直結するような気がする」と私たちが登壇する前に、おっしゃっる展開に。その直後、まさにそのど真ん中のワークをしたわけですが、生きがいを探求されている皆様は、やはり今も、小さい頃のワクワクとつながったことをされているんだと、あらためて学ばせてもいただきました。

尚、主催者のNickは日本に長年暮らしていたこともあり、世界で誤解されがちな生きがいの解釈ではなく、太平洋戦争中からハンセン病患者と向き合う中で、1966年「生きがいについて」を著した精神科医、神谷美恵子さんのおっしゃる「生きがい」をその本流とし、たとえ辛く苦しい中でも日本人が感じてきた日常のささやかな生きがいにも焦点をあて、「IKIGAI コーチ」を行ってきました。

そんな観点から、今日参加のウクライナの方とも、「戦時下や苦しい環境だからこそ、生きがいが大切になるのだ」と、そんな話が出たかと思えば、サウジアラビアの方からは、「日本には生きがいという、世界平和のピースがある」というお言葉をいただいたりと、日本の「生きがい」という概念には、実はこんなふうに世界平和に貢献できる可能性があるのだということに、今回はじめて気づかせていただきました。

ご一緒した尺八演奏家の大山貴善さんは、「生きがい」の「生き」って、「息」「呼吸」ですよメッセージを下さり、「ロールフルネス」を唱える金城学院大学の加藤大樹教授は、人とのつながりの中にある「役割」を通じた生きがいについてお話くださり、なんだか、私もリトリートに参加した気分。

写真は、ウクライナの方からお土産としていただいた、ウクライナに伝わる人形のお守りです。人形に顔がないのは、そこにいろいろな人の顔を思い浮かべて祈ることができるからだそう。
ウクライナではきっと、今、この人形と共に、祈りが飛び交っているんだろうなーと想いを馳せる。そして、大変なときだけれど、みんな、なにか少しでも生きがいを見つけられていますようにと、人形を握って祈っています✨

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