安心を生み出す人に～Kurkku Fieldsで感じたこと～

【安心を生み出す人に～Kurkku Fieldsで感じたこと～】

千葉は木更津で、農と食とアートが融合した複合施設、クルックフィールズ-KURKKU FIELDS-に行ってきました。
2003年に立ち上がったap bankの頃から気になり、そしてそこからkurkkuが立ち上がったときから行きたいと思い、今はさらに循環型の複合施設となって2019年に再オープンしたKURKKU FIELDS。パーマカルチャーデザイナーの四井真治さんと作ってきたらしい、バイオジオフィルターがあるらしい、タイニーハウスがあるらしい、大好きな草間彌生が観れるらしいと、ますます期待が高まっての訪問です。

そして、やっぱり来てよかった。詳しくは写真で見ていただきたいのですが、ガイドさんはここが、「『人として、自然にポジティブなインパクトを与えたい』、という思いで作られた場所」だと教えて下さいました。まさにリジェネラティブな場所。そして一緒にガイドウォークに参加した子どもたちが、虫やカエルが大好きで、ガイドさんの話そっちのけで終始虫を追いかけまわしていた姿が最高でした。

最後、レストランで食事をしながら、安心感の中で食事を楽しんでいる自分に気が付きました。
安心の理由は、今使っている電気が、目の前に並ぶソーラーパネルを通じて作られたものだと知っているから。口に運ぶお料理が、すぐそこの畑で、農薬を使わずに作られたものだと知っているから。そしてそれを可能にするのも、ここを作った方々が、虫たちは共にこの世界を作る大切な仲間だと感じていることを、知ることができたから。さらに、目の前で育てられている牛やヤギを見て、ここでは動物たちが大切に育てられていることを知ることができたから。またスタッフの皆様のジビエと向き合う姿勢を通じ、野生動物といういのちへの眼差しが優しいことがわかったから。最後に、今、自分が出している排水も、植物や微生物たちの力で目に見える範囲のこの場所で、自然に還っていることを感じることができたから…。
今はここがまるで特別な場所のように「こんなふうにしていますよ」とアピールしなくてはいけない場になっているけれど、近い将来には、こんな循環が当たり前になっていて、どこにいっても安心して食事を楽しめる、暮らしを楽しめるようになるといいなと感じました。
世界が大きくシフトしていく今。自分も安心を生み出せる側の一人になりたいし、なれるように、これからもできることを考えていきたいと思った虫（６４）の日。Kurkku Fieldsの皆様と共に、日々の営みを支えてくれている虫々の皆様に、今日はめいっぱいのありがとうを送りました