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日産リーフe+ 60kWh★1000キロ走ってみた編

納車から20日間で、1000キロ走行しました。

充電のこと、電費のこと、ガソリン代と比較して電気代どう?や、暮らし方の変化など。まだ慣れない中ですが、現時点での所感レポートです。長文ですが、興味ある方の参考になれば~

リーフ購入編はこちら



納車から20日、東京館山間の2.5往復(片道110~120km程度)に加え、自宅から館山中心街への往復(片道10~12km程度)を何度か行い、1000キロ走りました。その間、30分1セットの急速充電を6回。自宅の100V充電を3回(計81時間)。

★充電体験!★

☆彡はじめての充電
東京での納車後、満充電(100%/60kW)からそのまま館山を往復し、東京戻って日産東中野ではじめての充電を行いました。走行距離は292キロで、充電量は残り10%/6kW。電費でいうと、1kWあたり5.4km走った計算。購入前に電費は6kmから7㎞くらいと聞いていたので、思ったより少ない!?
充電には不安がいっぱいなので、まずは日産ディーラーで充電。納車時に、販売店から充電プランの説明を受けたものの、まだどの充電プランに入ったらいいかの精査もできていなかったので、とりあえず10分550円のプランで30分が1セットを1本。これでバッテリーが33%(約20kW)回復。そして次の人が待っていなかったので、もう30分充電すると、今度は37%(約22kW)回復。バッテリー残量は80%にまで上がりました。同じ充電時間でも、回復する容量は違うのだなとまずは学びます。
※充電プランはこちら
 https://www.nissan.co.jp/EV/CHARGE_SUPPORT/ZESP3/

☆彡2回目の充電
館山に戻り、家の一番近くの急速充電ステーションで充電。今度は1回(30分)で20%(約12kW)しかあがらず、追加の30分でもやっぱり20%しかあがらない。調べると、急速充電器の出力にも差があるようで、ディーラーのものは40kW、家の近くのものは24kWタイプだったよう(充電器には出力の表示がないのその場ではでわからかった)。
同じ値段なのに、充電量がまったく違うことにカルチャーショックを受けつつ、ただし、低めの出力というのはバッテリーに優しいようで、これも一つの価値なのか??(救われたのは、館山での充電からZESP3の会員になって少し安くなったこと。ただ3年縛りの会員になるかは判断先送り)

☆彡家のコンセントからの充電
やってみたかったのが、家のコンセントからの充電。
本来は200Vコンセントから充電する前提で、リーフに付属している充電ケーブルも200V用のもののみですが、200Vのコンセントを家につけるためには工事が必要。リノベーションまでは家を極力いじりたくないので、100Vの変換コードを買い、今の井戸ポンプ脇のコンセントに挿しました。
するとどうでしょう。初回は30時間以上つなげても、80%から100%にならず98%でとまったまま。どうも、80%を超えると、過充電を防ぐために極端に充電スピードが落ちるよう(それ以外の理由をご存知の方いたら教えてください)。その後も家で充電を繰り返すも、1時間で充電できるのは0.5%、約0.3kWくらいのよう。急速充電器のすごさがわかるけれど、家の100Vコンセントから充電できるということにも感動。。

★運転や乗り心地について★
☆彡加速すごい。低重心で運転楽しい。
☆彡静かで、後部座席の人とも高速道路でも普通に話せる。
☆彡電源が入っていてすぐに動き出せる状態でも、静かすぎて、近くに立っているとただの置物。
☆彡動くときは、静かすぎて、ディスクブレーキの音がシャーっと聞こえる。
☆彡振動がなくて、乗っていても超快適。
☆彡eペダル(アクセル離した時点で自動的にブレーキがかかる)走行、使えるかも。
☆彡プロパイロット(自動運転支援)、何度か使ったけど、まだちょっと怖い。高速道路で片側一車線のトンネルに入ると、白線が薄くなり、ハンドル操作が必要になる。足をどこに置いたらいいのか迷う。念のためブレーキのそばに浮かせているけど、これでいいのか。慣れたら便利そう。(家人はすっかり慣れています)

★電費について★
☆彡1000km走行しての最終的に平均電費は6.2km/1kWとなりました。もうちょっと出るかと思ったけど、電費を悪くするあらゆることをしていたもよう(笑) 
☆彡原因は、高速道路の走行が多かったことと、初回の館山往復は、エアコンつけっぱなしだったみたいなこと(消したはずでしたが、どうもずっと涼しかった。パネル操作に慣れていませんでした)、プロパイロット(自動運転支援)を使っていたり、風が強かったこともあったよう。その他、走りながら発電にもなる回生ブレーキを使うモードをあまり使っていなかったりと、電費を下げるあらゆることをしていたようなので、すなわちこれは、電費をよくする伸びしろは結構ありそうということ! もう少しあれこれ試します。(電費6.2kmで計算すると、60kWの満充電で372kmが航続可能距離となります)

★ガソリン代と電気代の比較について★
☆彡結論:ガソリンより断然安い(特に家充電なら)
☆彡燃費10kmのガソリン車で1000kmを走ると100ℓのガソリンが必要。ガソリン代が1ℓ160円だとすると16000円。燃費15kmの車で走ると67ℓのガソリンが必要で、ガソリン代が1ℓ160円だとすると10720円。これらの数値と比較。
☆彡今回は充電単価が違う様々な方法で充電してしまったのでとてもわかりにくいけれど(表参照)、実費として、約9000円かかりました。ただ最初が満充電で納車だったので+αかな。3年縛りのZESP3会員20回コースなどになれば、1000kmで6000円くらいでしょうか。いずれにしても、ガソリン代より充電代の方が断然安いです。
☆彡そして、もしこれを家のコンセントからの充電でまかなえたとすると、1000km走るのに167.4kWh消費したので、電気1kWhの単価を27円とすれば4520円と破格になります。(計算間違っていたら教えてください)
☆彡現時点での家での100V充電、あまりに充電速度がゆっくりなので、長距離毎日、というときには向きませんが、それでも、一晩(10時間)つなげておけば、3kW程度は充電されます。実際には15時間くらい連続して家にはいることが多いので、4.5kWは貯まる。電費6kmで計算すると一晩の充電で18km~25kmは走れる。館山中心部(往復20キロ)までの買い物に毎日出るわけではないので、日常使いは自宅での充電で事足りそうです。それも、一晩充電しての電気代は約135円~200円。金額的にはとてもお得!これはよいかも!!

★暮らし方について★
☆彡家で充電
家で車が充電されているという感覚がなんとも言えなくよい。キッチンの窓から、充電されている車をのぞいてみたり。それもなにか特殊な口からではなく、スマホ同様の100Vのコンセントからつながっているだけというのがいい。そして朝になれば、10キロ先の街に行って帰ってこられるくらいは充電されてる。それに街に出るのは、2、3日、もしくは4日に一度。あとは家から2、3キロの範囲でお買い物と海と温泉が楽しめる。急に東京に行けるように、電池残量は80%を目安にしよう、と家人とは話しています。
☆彡長距離車ライフ
これはまだわかりませんが、2、300キロごとに充電することを考えると、ドライブライフも少しのんびりしそう。少なくとも、今回3回ディーラーで充電しましたが、その間にお茶したり、メールしたり、本読んだりと、思っていたよりも悪くない時間。というより、むしろいい。まだ「旅」というものをしていないのでわかりませんが、来週は山梨に出張です。館山から山梨。どんな充電の旅になるか、楽しみです。
☆彡環境・社会負荷について
11月からは再生可能エネルギーのみを使った「みんな電力」との契約が開始されます。となると、少なくとも家で充電して移動する分にはCO2を排出しないことなります。(製造と廃棄時の排出は別)
社会問題となっているEV普及によるレアメタルの不足や児童労働問題は、個人で向き合うのははなかなか難しいですが、今後勉強を継続し、よりよい選択肢が出れば都度見直せたらと思います。
尚、来年以降、家に太陽光パネルをつけて自家発電すれば初期投資をのぞいて、充電費用も無料となります。パネルもサーキュラエコノミーを意識して開発されている会社のもの見つけているので、リジェネラティブな生活に少しは近づけそうか!?

★総括★
まだ1000キロしか走っていませんが、暮らしのイメージが少しずつ湧いてきました。
車の航続距離に合わせて車ライフや旅ライフを変えるという生活も、今はなんだか新鮮でうれしい感覚です。多少の不便があっても、むしろ楽しめそうな気がするのは、応援したい技術に寄り添って生きることができるからでしょうか。車に乗っていて、「今、CO2出していないんだよね。むふふ。はやくみんな電力の電気で充電したいね。むふふふ。そして来年くらいには、自家発電の電気で充電したいね。むふふふふ。」という会話をしてしまう車内
今までの生き方や価値観が崩れ、新たに生成されていく、、求めていた実験ライフが、ゆっくりと回り始めています。

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