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築35年の家:傾むき補正!土台交換!

【築35年の家:傾むき補正!土台交換!】

そう、我が家は傾いていました。

暮らしていて気になるほどではありませんでしたが、冷蔵庫のドアを最後まできちんと閉めないと、少しずつ開いていってしまう…、そんな傾きです。

というわけで、家を水平にするために、土台の下に高さ調整用のプレートを入れていただきました。一番多いところでは5枚! 高さにして3.7cmもの傾きを補正していただきました。

ちなみに、長辺6.3mの小さな家で、3.7cmの傾きというのは、1mあたり5.8mmの傾きがあったということ。実際には、北西の角が一番沈んでいたので、家の対角線でいうと、8.3mに対して、3.7cmの傾き。つまり、1mあたり4.5mmの傾きがあったということです。

家の傾きの許容範囲を調べると、新築の家なら3/1,000以内(1mにつき3mm以内、つまり0.17度以内)、中古住宅なら6/1,000以内(1mにつき6mm以内、つまり0.34度以内)とされているようです。

我が家はその点、許容範囲内の傾きでしたが(つまり売り主さんに瑕疵として、修繕の要求ができない範囲)、せっかくスケルトンにしたのだから、この傾きを直したい。

家の耐震性や、耐風性を向上させるために、今後、家の壁を、重たい板で固めていきます(今までの筋交い仕様の家より、ずっと重くなります)。その重量に耐えられる、歪みのない構造が必要です。

ちなみに、傾きが1mにつき6mmを超えてくると、個人差はあれど、めまいや頭痛、不眠など、健康被害も出てくるそうです。そして1mにつき1cm傾くと、地震の際の倒壊の危険性が大きく高まるそうです。

今回は、家の傾き補正だけでなく、お風呂の水漏れによって土台や柱が腐った部分も、交換いただいています。また、ほぞ穴だらけの柱や、歪んだも、交換いただいている最中です。

こうして家の構造が健全になっていくのを見ていると、フルリノベーションにして本当によかったと思います。中途半端だったら、どこかに不安が残ったし、これからくる巨大台風や大地震にも、耐えられなかったかも。

目指すは、可能な限り燃費がよくて、長持ちして、未来に誇りをもって手渡せる家。

古家のフルリノベーションは、新築よりお金がかかるというのを、今回身をもって体験しています。こんなにいろいろ作業をしていただいていて、まだ、隣に建つ小屋の、水平で垂直で強度ある骨組みに至っていないのですから。

コンクリ基礎も見直したい。まだまだ先は長いですが、いろいろと教えて下さりながら、一緒に悩みながら進めて下さる小川さんに、とにもかくにも感謝です!

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