新聞の読み方ががらりと変わる
「未来新聞®」について
未来新聞®とは、未来に起きるかもしれない出来事について、未来の日付を付けて、あたかもそれが既に現実に起きたことであるかのように新聞記事形式で書く手法のことです。
現在、注目されているSDGsにおける「バックキャスティング(未来の目標を起点に振り返って今何をすべきかを考える方法)」を楽しく実現するツールでもあります。
活性化プロデューサーの森内真也氏は、未来新聞を書くことは、実際に社会の現場で未来を創り続ける大人にこそ必要な発想法であることに着目。2008年に未来新聞株式会社を設立しました。
★「未来新聞®」公式サイト
未来新聞®発想法について
未来新聞®を一度でも「書いてみた方」「書こうと取り組まれた方」は、未来新聞®がクリエイティビティを鍛えるために最適な場であることを感じるでしょう。「未来新聞®を書く」という行為には「発想法」としての以下の特徴が挙げられます。
1.「未来を思い描く力」が身に付く
未来新聞®ではすべての記事を「過去形」または「現在形」、「現在進行形」で記載します。これにより、未来への視点の移動が起こり、未来をより「身近に」「具体的に」「臨場感を持って」「楽しく」想像することが可能となります。
2.「未来のアイデア」を誘発する
未来新聞®記事を読んでいると、しばしば本当に実現した方が良いような秀逸なアイデアに出会います。また、未来新聞で描かれたアイデアが別のアイデアを誘発することも多々あります。多くの人が未来新聞を書き、それを共有する機会を持つことは、未来の素晴らしいアイデアが参加者の頭の中で次々と誘発される機会となるのです。
3.「未来のトピック」を際立たせる
新聞記事は、社会人が一番身近に、そして一番多く接する文体です。「新聞記事形式にしよう」と思うだけで、未来の出来事の中でも「新聞記事に価するインパクトのある重要性の高い事象」に焦点があてられます。これにより脳の中で「事象の重要度」がランク付けされ、未来において大事なことが際立ちます。この「重要度」が現在を生きる私たちの選択基準にヒントを与えます。
4.アイデアに「客観性」をもたらす
未来新聞®を書くことは、自分のアイデアを傍観者的な「記者の目」「大衆の目」で見直すことに他なりません。これは必然的にアイデアに客観性を持たせ、独りよがりなアイデアからの脱却を図る絶好の機会をもたらします。
5.「情報吸収力」が上がる
情報吸収のための情報吸収ではなく「未来を切り拓くため」に情報吸収をするという、情報吸収の本来の目的に立ち返るため、新たな情報に触れた際の情報吸収効率が上がります。
また、未来新聞®においては「誰も見たことのない、あなたの頭の中にだけ描かれた未来」を「客観性」を持って伝えなければいけません。そのためには、社会人としての以下の「総合力」もまた同時に必要とされます。
論理的思考力
プレゼンテーション能力
文章力
調査能力
リスクマネジメント力
弊社では、未来新聞®とSDGsや「森内メソッド」を組み合わせながら、新たな未来を創造する人材育成のお手伝いをしています。
未来新聞®のテーマいろいろ
とにかく楽しく書く未来新聞®
未来新聞®は楽しんで書くことからはじまります。脳を活性化させ、未来新聞®のネタがいつでも思い浮かぶようになると、仕事でのアイデアも思い付きやすくなることは多くの人が経験済みです。まずは「楽しく書く」ことに力を注ぐためのテーマを、こちらで設定させていただきます。
事業アイデア・業務改善アイデア直結型の未来新聞®
会社の未来、事業の未来、部門の未来、業界の未来。仕事直結のアイデアを未来新聞®を通じて書くことで、今まで思い付かなかったアイデアを自らの中に発見することが可能です。研修ご担当者様と事前にご相談の上、テーマを決定させていただきます。
新聞記事ベースの未来新聞®
現在発刊されている新聞をベースとした未来新聞執筆研修を通じて、新聞を「知識の習得」にとどまらず、「未来を切り拓く“材料”を見つける視点」で「想像力を使って読む」方法を学んでいただきます。これにより、創造力、日本語能力、表現力、問題発見力、企画力、洞察力、リスクマネジメント力等、未来を切り拓く社会人に必要な「総合力」を伸ばしていただきます。
研修終了後、受講者は新聞を読む意味、新聞から情報をインプットする方法を感覚的に理解するため、具体的なモチベーションを持って新聞を読み続けるようになります。また、個人、社会、さらには世界の新しいビジョンを描ける人材へと成長するための基本的なスタンスを身につけることができます。新聞がまったく違って見えてくる、そんな体験とともに楽しんでいただける研修です。また、研修受講後は、社内で定期的に「未来新聞コンテスト」を行うこともおすすめしています。
講師
未来新聞株式会社 代表取締役社長 森内真也
活性化プロデューサー。弁理士。10代の頃から脳の活性化に興味を持ち、現在は、独自に開発したトレーニングメソッドを活用して、著名人を含む多くの人のセルフマネジメントを支援。開成高校、早稲田大学法学部卒業後、記憶に関するオリジナルのメソッドを開発。その後、司法試験合格、司法修習修了。米プルデンシャル生命保険と契約して、M&A後の協栄生命保険関連事業部にてキャリアをスタート。ブティック型投資銀行、事業開発コンサルティング会社を経て、弁理士登録。アクティブナレッジ特許著作権事務所を設立して所長に就任。平成15年より、日本弁理士会著作権委員会に3期所属。2008年未来新聞®株式会社設立、代表取締役に就任。未来新聞®執筆実績1000本以上。各種研修講師。2013年9月より日経BPビジネスカレッジにて〝誰でもなれる、クリエイティブ ~「未来新聞」的思考法によるボトルネックのはずし方~″連載開始予定。
研修プログラム
未来新聞®研修
対象:一般職及び技術・研究職 定員:20名まで
研修概要 | 未来新聞®という発想法を活用し、お一人お一人にクリエイティブな未来新聞を書いていただくことで発想力、文章力等を総合的に上げていただきます。 各ワークショップの最後には参加者全員に執筆記事のプレゼンテーションを行っていただきます。 |
研修内容 | 1)未来新聞®で未来ビジョンを描くということ 2)未来新聞®の書き方・新聞記事の書き方 3)未来新聞®記事執筆ワークショップ 一般新聞記事ベース/業界紙ベース/業界トピックベース/会社の新規事業案 etc. |
未来新聞®コンペ研修
対象:未来新聞®研修受講者 定員:20名まで
研修概要 | 一人では発想しえない未来が「集合知」を使うことでどのように展開しうるのか、チームで未来記事を出し合うコンペ形式で体感いただきます。 |
研修内容 | 1)未来新聞®コンペ(120分) ①4人~5人のチームを作り、チームの各メンバーが未来新聞®記事を執筆します。 ②チーム内で執筆された記事の中から一番面白い記事を選び、次のコンペでその先の未来記事を各メンバーが執筆します。 ③コンペを3回繰り返すことで、チーム内で未来新聞®の樹形図を作成いただきます。 2)プレゼンテーション(60分) 各チームごとに発想の経緯を樹形図を使って説明いただき、各段階のコンペで勝ち残った未来記事の発表・解説をしていただきます。受講者や御社メンバーからの質疑応答時間を設けます。 3)表彰(30分) 「ユニーク賞」「クリエイティブ賞」などを設定し、選出します。 |
未来新聞®添削研修
期間:1回~3ヵ月(応相談) 対象:未来新聞®研修受講者 定員:応相談
研修概要 | 「個人レベル」での未来新聞®執筆能力を短期間で集中的にあげていただきます。調査時間、発想する時間、執筆時間などをじっくり取ることで、未来新聞®執筆に必要な総合力を高めていただきます。近年、文章力が低下していると言われている若手への研修にも活用いただけます。 |
研修内容 | 1)未来新聞®チェック 未来新聞®記事をメールにて添削いたします。未来新聞®的着眼点があるか、文章の書き方、表現力を中心に添削いたします。 ※テクニカルチェック・業界チェックについては、御社にてフォローいただければ幸いです。 |
★クリエイティブ研修開催にあたってご用意、および拝借させていただきたいもの
- 研修会場
- 配布資料×人数分のコピー ※当社にて用意する場合は別途費用にて承ります
- 講師用プロジェクター
- 講師用マイク
- 前日・または当日の新聞朝刊人数分
- インターネット接続環境が整った人数分のパソコン ※ご用意できない場合はご相談下さい
実績
- 株式会社LIXIL様
- 富士ゼロックス株式会社様
- 財閥系IT会社
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