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平塚幼稚園ビオトープづくり:池掘り編

【平塚幼稚園ビオトープづくり:池掘り編】
祐天寺の平塚幼稚園。
クスノキの大木茂る園庭で、坂田さんご指導の元、ビオトープ作りを行いました。当初、園長先生らは防水シートを敷いたビオトープを計画されていましたが、坂田さんによる素掘りのビオトープの存在を知ることとなり、それにチャレンジすることに。

ちなみに、坂田さんによれば地下水位が高く、杭を打って水があがってくるようであれば、湧き水で池は作れるし(我が家のビオトープは湧き水と雨水です)、もしそれがだめでも、井戸水を引いてきて、土に染み込む速度よりも早く井戸水を流し込めば、防水シートを使わずとも池になるとのこと。尚、池の場所から20mほど離れたところにある井戸の地下水面は3mほどなのですが、果たして杭を打って湧き水出るのか。

というわけで、当初は、そもそも杭によって水があがりそうか、ちょっとだけ試し掘り…の予定で集まりましたが、諸般の事情により、園児のパパ4人を含む総勢12人で、幅約2m、長さ約10mの池を80㎝の深さまで、本格的に掘ることになりました。大変だったのは、掘った土を置く場所がまた30mくらい離れた畑だったこと。そして畑側でも、せっせと土を畝にする要員が必要で…。というわけで、みんなで土を掘り、運び、畑で畝にするを、3時間でなんとかやり遂げました。

手掘りなので、途中で土質が変わったり、地層が変わるところがわかります。最初のころは、コンクリのガラなども出てきて、いろんなものを埋めた土地であることがわかりました。ただ、30㎝も掘ると、しだいに黒い土に。だけど粘土層の赤茶の土は出てきません(通常、粘土層の上に水脈があったりするようです)。また、我が家のように、もともと雨が降ると水が溜まる場所でもありません。というわけで、80㎝ほど掘ってから、底に杭を打ち込んでみたものの、水があがってくる気配はなし。結果、井戸水からの汲み上げ水だけで、池を作ることが決定しました。

最後は、土の中の水の動きを作るための杭を10本打ち(本来はあと10本ほど必要だったけど杭が足りずに次回持ち越し)、土が崩れてきたときのために藁を敷きつめて、終了。次回までに大量の石を集めてもらい、底にも石を敷き詰めて子供たちが池に落ちても大丈夫なように水深を浅くし、周囲にも石で囲いを作るなどの、石積みの作業の予定。藁は、底に敷くことで石を安定して据えられるようになり、さらに石と石の間にも詰めることで石を安定させる役割も持つとのこと。次回までに、藁ももう少し必要です。

砂質の我が家とはまったく違う地層での池づくり。比べるものがあるから面白い。水が湧かないところで、防水シートなしで本当に水はたまるのか…。実験いろいろ楽しみです!


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